保安技術・技能士系資格

保安技術・技能士系資格

技術士/技術士補

技術士・技術士補
科学技術の応用面にたずさわる技術者にとって、最も権威のある資格と言われる。機械部門から建設、生物工学、環境の部門に至るあらゆる技術部門でプロフェッショナル・エンジニアとして活躍する。試験は「技術士第二次試験」として行われる。

最も権威のある技術者資格

エネルギー管理士(熱/電気)

エネルギー管理士
電気、燃料等大口のエネルギー使用工場で選任が義務付けられている省エネの専門家だ。資源の乏しい我が国では有望な資格。

省エネ時代に貢献するプロ

ボイラー技士

ボイラー技士
ビル、病院、工場などで、ボイラー設置は当然のこと。ボイラー技士の免許を受けた者でなければ、ボイラーを取扱う業務に就くことはできない。ボイラー取扱作業主任者は、伝熱面積の合計範囲によって2級、1級、特級の3種類がある。

ビルや船の心臓を働かせる

ボイラー整備士

ボイラー整備士
ボイラー圧力容器を取り扱う業務は危険を伴うため、業務遂行するには免許が必要とされている。そん中でも一定規模以上のボイラー、又は第1種圧力容器の本体及び付属設備・装置などの整備作業・管理等の業務に携わるのが、ボイラー整備士である。

高性能化するボイラーを整備する

ボイラー溶接士(普通/特別)

ボイラー溶接士(普通・特別)
ボイラー溶接士は、溶接によって作られるボイラー又は第1種圧力容器の製造、改造、修繕などの作業に従事する。試験は、全ての溶接の作業に携わることができる特別ボイラー溶接士と、条件付きで作業に従事できる普通ボイラー溶接士の2つに分けられている。普通ボイラー溶接士は溶接部の厚さが25mm以下と制限されており、特別ボイラー溶接士にはその制限がない。

溶接技術のスペシャリスト

浄化槽管理士

浄化槽管理士
浄化槽の点検と調整そして修理が仕事で、浄化槽管理士になるには、公益財団法人日本環境整備教育センターの実施する、①浄化槽管理士国家試験に合格する、②浄化槽管理士講習を受講し修了考査に合格する、の2つの方法がある。

浄化槽の保守点検業務に従事

ガス溶接作業主任者

ガス溶接作業主任者
労働安全衛生法に基づく資格で、アセチレン溶接装置やガス集合溶接装置を使って金属の溶接、溶断、加熱等をする作業方法を決定し、作業者の指揮を取り、災害防止に努める。試験は、溶接関係の専門知識を問う学科試験だけ。

ガス溶接員の指揮

アルミニウム溶接技能者

アルミニウム合金溶接管理技術者

技能士

計装士

計装士
計装士は、装置の取り付けや配管・配線工事等の設計・監督を行う専門家。

装置の取り付けや配管・配線工事等の設計・監督を行う専門家

労働安全コンサルタント

労働安全コンサルタント
一般の工事や建築現場で働く人々は常に危険と隣合わせで仕事をしている。その危険を熟知し、事故や未然に防ぐために、事業所の依頼に応じて作業や作業場の安全性の診断や指導を行うのが、労働安全コンサルタント。

作業所の安全性を診断する

労働衛生コンサルタント

労働衛生コンサルタント
粉じんや有毒物質などの作業現場の衛生指導だけではなく、ストレスや過労によって引き起こされる「心」の問題の解決まで、関わる範囲の広い。また、一段と進むOAによる新しい職業病も増え、有資格者の重要性は高まっている。

労働者の健康と安全を守る

建築物環境衛生管理技術者

建築物環境衛生管理技術者
人の集まる場所は、衛生的でなくてはならない。その監視の目を光らせるのが、通称「ビル管理技術者」と呼ばれるこの資格。全国各地にビルが立ち並び、建築物の維持管理は重要な課題となっている。給水や空調設備のチェック、廃棄物の処理や衛生面の管理など業務範囲は広い。

ビルの維持管理のための診断・治療

下水道管理技術認定試験

下水道管理技術認定試験
下水道管理技術認定試験は、管路施設の維持管理業務に従事する者の技術力の向上を図ることを目的としている。管路施設の維持管理において、一定水準以上の技術力を有しているかを認定する。

下水道法による公的資格

地下タンク等定期点検技術者

非破壊試験技術者資格試験

ガス主任技術者

ガス主任技術者
ガス会社において、ガス工作物の工事、維持、運用等の保安監督をするのが任務。ガス事業法によって、ガス事業場に必ず配置しなくてはならない資格者だ。

ガス工作物の現場で活躍

高圧ガス製造保安責任者

高圧ガス製造保安責任者
高圧ガス製造保安責任者は保安管理技術者、保安主任者、保安係員に分かれている。高圧ガス製造所では処理能力に応じて各々配置しなければならない。高圧ガスによる災害を未然に防ぐため、高圧ガスの製造及び販売業務に従事する者に必要な国家資格。

製造過程での危険回避と安全確保

高圧ガス販売主任者

高圧ガス販売主任者
高圧ガス販売主任者には第一種・第二種販売主任者がある。高圧ガスを販売する事業所は、取り扱うガスの種類によって第一種販売主任者か第二種販売主任者の資格を持つ者の選任が義務付けられている。

危険度の高い高圧ガスを管理

液化石油ガス設備士

液化石油ガス整備士
液化石油ガスとはLPガスのこと。LPガス設備(配管など)の工事を施工する場合に必要となる資格。災害の危険が伴う液化石油ガスの設備作業には、専門の知識と技術を持つ者でないと従事できない。

LPガスの設備作業

高圧ガス移動監視者

高圧ガス移動監視者
この資格者は、高圧ガスを規定量以上車両に積んで移動する場合に必要な資格。講習後の検定(筆記試験)に合格すれば資格を取れる。

高度な知識をもつガス輸送のプロ

危険物取扱者

危険物取扱者
発火性又は引火性の強い危険物の製造、貯蔵、取扱いをするガソリンスタンドや化学工業等で、危険物を取扱ったり、保安の監督をする。免状は、甲種、乙種、丙種の3つに分けられ、乙種はさらに第1類から第6類まで細かく分けられている。丙種はガソリン・灯油・軽油・重油など、特定の危険物を扱える。甲種は全種類の危険物を扱える資格である。

危険物の保安の確保

火薬類(製造・取扱)保安責任者

火薬類(製造・取扱)保安責任者
危険な火薬類を製造、貯蔵、消費する事業者に選任を義務付けられている資格者。もちろん、火薬類を製造、取り扱う際の事故を未然に防ぐための指導と管理が任務。全ての面での安全性をチェックする火薬類保安責任者には、甲・乙・丙種の製造保安責任者と、甲・乙種の取扱保安責任者がある。

火薬類取扱業者に不可欠な資格

毒物劇物取扱責任者

毒物劇物取扱責任者
毒物及び劇物取締法の対象となる成分を含む塗料・農薬などの毒物や劇物の製造・輸入・販売を行う企業が直接取り扱う場合には、保管管理などを従事する毒物劇物取扱責任者を置かなければならない。

危険防止の責任者

放射線取扱主任者

放射線取扱主任者
放射性同位元素や放射線発生装置を使っている病院、大学、教育機関、研究機関、民間企業等で、放射線障害の防止を管理、監督するのが仕事。

放射線障害防止のスペシャリスト

エックス線作業主任者

エックス線作業主任者
エックス線作業主任者は、エックス線装置を使って製品の品質検査等を行うのに必要な資格。

物の中身をエックス線で検査

建築設備検査員

建築設備検査員
建築基準法では利用者の安全確保のために、建物の設備を定期的に検査して結果を特定行政庁へ報告することを義務付けられている。その検定検査を行う専門家。

建築設備の機能チェック

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者

ガンマ線透過写真撮影作業主任者

ガンマ線透過写真撮影作業主任者
工業製品の内部の欠陥などを探す際に使用するガンマ線を取り扱うために必要な資格。作業主任者は、ガマン線照射装置による透過写真撮影作業を安全に行うために、指導・保安・監督などの役目を担う。

ガンマ線を使って検査昇降機等検査員

昇降機等検査員

防錆管理士

舗装施工管理技術者

舗装施工管理技術者
舗装工事に関する専門的な知識と高い技術、能力を有することを証明する資格。道路利用者の多様化するニーズにも対応していける優秀な舗装施工管理技術者を育てていこうという技術試験。

道路の安全を守る専門家

林業架線作業主任者

林業架線作業主任者
伐採した原木の搬出に使う、機械集材装置や運材用設備の組立て、解体、修理などの方法の決定、作業者の指揮などを行う。

原木を運び出す際の作業指揮者

給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者
自治体管理の水道管から一般家庭に給水管を引く給水装置工事に必要な技術者。技術上の管理、指導や給水装置の材質、構造の確認などが任務で、指定給水装置工事事業者は事業所ごとに1人以上置くことが義務付けられる。

給水装置に欠かせない国家資格

採石業務管理者

採石業務管理者
採石場採取、災害防止、災害時の対策などを講じる採石業務のスペシャリスト。

採石業務のスペシャリスト

発破技士

発破技士
発破の作業には、せん孔、装てん、結線、点火及び後処理などの大きな危険を伴う作業がある。これらについては、発破技士の資格が必要だ。

危険な特殊技術者

高圧室内作業主任者

高圧室内作業主任者
高圧室内作業を行う場合は、高気圧障害を防ぐ直接責任者として作業室ごとに資格保持者を選任することが必要とされている。高圧室内作業主任者は、高気圧の作業室内で高気圧障害が起きないよう作業方法を指揮し、有毒ガスの濃度測定器具を点検したり、室内の圧力を適切に保つ資格。

高気圧障害を防ぐ直接責任者

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者
工場などで特定化学物質を取り扱う場合に、作業者が汚染されないように作業方法の決定や、居所排気装置や除塵装置などの設備の点検、保護具使用の監視などを行う責任者。

特定化学物質を扱う工場内外の環境をチェックするプロ

機械設計技術者

核燃料取扱主任者

核燃料取扱主任者
核燃料取扱主任者は、核燃料物質の加工や使用済みの核燃料の再処理作業で、高度の専門知識と技術を持って保安監督にあたる。

核燃料物質加工や再処理作業の監督・保安

原子炉主任技術者

原子炉主任技術者
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づき、保安規定の実施と保安の監督に当たる者を認定する国家資格。原子炉の安全性が注目される今、その重要性は一段と高まっている。

「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づき、保安規定の実施と保安の監督に当たる

作業環境測定士

作業環境測定士
様々な職業にある人が、安全で清潔な環境で働けるように、また、粉塵や薬品等によって職業的な病気にならないように、作業場等の環境を測定する専門家。作業環境測定のデザイン・サンプリング、分析の全てを行える第1種作業環境測定士と、デザイン・サンプリングと簡易測定器による分析業務だけができる第2種作業環境測定士がある。

作業環境の安全性を確認する