コンサルタントとは、企業や個人に対して特定の分野の相談に応じて適切な助言を与える職業です。企業に対しては、経営、法務、業務に関して課題を見つけ、解決方法の提案などを行います。また、個人にたいしては、貯蓄や投資など金融の相談、進路などキャリアに関するアドバイスなどを行います。このように個々の状況を理解し的確な提案をするためには、経営や法務、労務やファイナンスなどの知識が求められます。
人気のあるコンサルタント系資格
MBAとは、ビジネススクールと呼ばれる欧米の経営大学院の修了者に与えられる修士号です。国家資格のような実効は基本的にありませんが、取得者に与えられる経営のプロとしての評価は非常に高いものになります。MBAが取得できるビジネススクールの一般的な科目構成は、会計学・経済学・財政学・人材資源管理・情報マネジメント・マーケティング・組織行動・定量分析となっています。これらの企業経営に必要なスキルを総合的に集合させたのがMBAなのです。
キャリアコンサルタントとは、就・転職やキャリア開発を考えている人に対して、その人の適性や希望に応じた仕事を探したり、希望の職種に就くためにどのような経験を積めばよいかをアドバイスしたりする専門家のことを指します。
経営コンサルティングに関する唯一の国家資格。中小企業を対象に、その経営状態を良好にするべく、企業の財務・労務・生産・販売など経営全般にわたって調査分析を行い、改善方法をアドバイスする仕事です。
ファイナンシャルプランナーは、個人の資産運用を助けるプロ資格。顧客からの相談を受け、家族構成、収入と支出、負債や保険などのデータを集めて分析し、顧客が望むライフプランを実現するための総合的な資産設計を行う仕事です。
行政書士は、官公署に提出する許認可申請書類等や契約書・遺言書等の書類を企業や個人から依頼を受けて、作成・提出手続の代理や相談などを行います。
近年、行政への提出書類が増えており、人気の職業となっています。
社会保険労務士は企業の人事、労務管理や労働・社会保険に関して、諸監督署に関係書類を作成・提出したり、社会保険に関するアドバイスを行うエキスパート。就業規則や給与規定の作成などの相談に応じ、適切なアドバイスを行います。
証券アナリストの主な仕事は、企業などが効果的な投資を行うために金融・経済の動向を調査分析し、企業の収益や財務状況を考慮しながら、ポートフォリオ(投資の配分)を組み立て、投資のアドバイスを行うことです。
税理士の業務は大きく分けて「税務業務」「会計業務」「コンサルティング業務」の3つ。中でも確定申告などの税務代理を行う、税務業務は税理士の独占業務となっています。試験は、全11科目の中から、必須試験を含め5科目を選び受験します。
登記や供託に関する契約の法的評判や手続きを代行し、裁判所や検察庁などに提出する書類を作成する登記手続きの代行プロ。家を買った、会社を立ち上げた、そんな時に所有権や法人の登記手続きを代行するのが主な仕事。超難関試験だが、資格を取れれば登記業務のエキスパートとして将来が保証される。